京都新発見サイト 逸都物語

冬至のおかぼ(かぼちゃ) を表示

冬至のおかぼ(かぼちゃ)

 日ごとに日の暮れがはやくなって、もうすぐ冬至。

 冬至の頃、街の辻裏から、かぼちゃを炊く甘い香りが漂いはじめます。

 アメリカ大陸原産のこのウリ科の植物は、16世紀、ポルトガルよりもたらされ、その後江戸初期の寛永年間に、紫野・大徳寺の沢庵(たくあん)和尚によって、栽培がすすめられたのだとか。

 冬場に少しでも緑の野菜を人々に、と考えられた和尚の知恵は、あっという間に根付いていって、江戸中期には、もう冬至にかぼちゃを食べる風習が広まったと伝えられています。

 先人たちの知恵と祈りを炊き込んだおかぼは、今年もほくほくと湯気を立てて、私たちを芯から温めてくれることでしょう。

< 前へ   次へ >