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宝ヶ池 こどもの楽園

 叡山電鉄「宝ヶ池駅」の西に広がる、ゆたかな緑の木立に囲まれた子供たちのための公園。

 この公園の東端に今も残る楕円形のスタンドは、戦後、野球場の観客席として着工された建造物で、当時はこの一帯に東洋一の放し飼いタイプの動物園や植物 園、大競技場が計画されていたとか。昭和24年から33年まで「宝ヶ池競輪場」のスタンド席として活躍した後、昭和39年に遊具を備えた公園として生まれ 変わりました。

 紆余曲折を経た観客席は、ゆるやかなアーチ型のシルエットの向こうに、比叡山を借景として広々と取り込み、今日も子供たちの歓声を響かせながら、おおらかに佇んでいます。

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