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近鉄の鉄橋(観月橋)

 宇治川(淀川水系)の下流、京都の伏見の観月橋と伏見港の間にひときわ目立つ鉄橋、(高さ24.6m、支間124.6m)があります。

 この鉄橋は、昭和3年(1928年)、奈良電(現在の近鉄)のために架けられ、登録有形文化財に登録されています。

 当時は東洋一と言われた、つり橋の鉄橋(単純トラス橋)で、右岸には伏見の町を眼下に走る京都ではじめての高架線路へと続いています。

 当初は橋脚を6つ持つ鉄橋を予定していたのですが、観月橋から下流は旧陸軍工兵隊の渡河演習場で、架橋の演習も行われるため橋脚まかりならんとのクレームが入ったために、技術の粋を駆使して、つり橋の鉄橋ができあがったと言われています。

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