角屋 ~ 芹沢鴨が最後の夜を過ごした由緒正しき揚屋
   
 
   

寛永十八年(1641)創業の由緒正しき料亭で、現存する揚屋建築としては唯一の遺構として重要文化財に指定されています。当事は西郷隆盛久坂玄瑞などが良く通ったとされ、しばしば密会の場としても利用されました。新撰組もまた常連であり、特に芹沢鴨は数々の乱行を重ね、その粛清のきっかけともなりました。芹沢暗殺の夜、新撰組はこの角屋で宴会を開き、八木邸に戻った芹沢を殺害したのです。
今では「角屋もてなしの文化美術館」として一般公開されており、数々の文化人が愛した角屋にふさわしく、与謝蕪村が描いた「紅白梅図屏風」などの美術品を目にすることができます。

角屋(すみや) 【Webサイト】
京都市下京区西新屋敷揚屋町32

【開館期間】3月15日~7月18日、9月15日~12月15日
【開館時間】午前10時~午後4時
【休館日】月曜日(祝日の場合翌日)
【入館料】一般1000円、中・高生800円、小学生500円
※ 二階の座敷の見学は事前に予約が必要(大人800円、中・高生600円)


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