古高俊太郎邸址碑 ~ 池田屋騒動の発端となった志士の自宅
   

四条河原町に枡屋なる諸般御用達の古道具屋を営んでいた古高俊太郎は、勤皇の志士であり、当時公武合体派が主流となった京都の中で、諜報活動などを行う勤皇派のパイプ役でした。元治元年六月五日、新撰組に逮捕された古高は壬生屯所に連行されます。土方歳三ら幹部による直々の厳しい拷問の末、ついにクーデター計画を自白し、その後の池田屋事件へと発展していくのでした。古高はその後、六角獄舎へと収監されましたが、禁門の変の際に混乱に乗じた逃亡を恐れた獄吏にて斬首されたのでした。
その場所は現在、老舗の和食処「志る幸」があり、賑やかな人通りの中にひっそりと石碑が建っています。

古高俊太郎邸址碑(ふるたかしゅんたろうていあとひ)
京都市下京区西木屋町四条上る


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