Still the Man.
ヒート Heat(1995)

 同じアクター・スクール、デビューも同時期というアル・パチーノとデ・ニーロ。「ゴッドファーザーPartII」で新旧ドン・コルレオーネ役を演じて以来(正しい?)の共演だ。
 内面に刃を隠し持つ、という形容がぴったりの二人。演技のぶつかり合いがこの作品の見どころだ。
 連続銀行強盗犯とそれを追う刑事。 仕事はプロでもプライベートは破滅的。危機的な脆さを併せ持ってはじめて一流が際立つ。完全無欠のサイボーグじゃ面白くない。
 一番のポイントはアル・パチーノ扮するヴィンセントと、デ・ニーロ演じるニールがドライブインで話をするシーンだ。やり取りを見ていると、役柄を排した、俳優としての2人が話しているかのようで面白い。
 今までの人生をリセットして新たな一歩を踏み出したい、そんな想いは誰にでもあるもの。それを一人の女性に見出したニールはヴィンセントの追跡を振り切れるのか・・・。

 ちなみに、クレジットでどっちが先に出てくるのかな?と思ったら一緒に出てました(どうでもいいか)。結構これで訴訟とかになったりするもんねえ。

ジャッカル The Jackal(1997)

 おお、髪の毛が増えた(笑)。
 それはさておき、ジャッカルの日(The Day of the Jackal)の完全リメイクとなったこの作品だが、2人の役どころが今までのカラーの脱却を狙っているようで面白い。
 「プリティ・ウーマン」以来モテ系のヤサ男が定着したリチャード・ギアと、何となく憎めず、飾らないタイプの庶民派スター、ブルース・ウィリス。
 この作品ではギアは監獄に収監されたIRAテロリスト。正体不明の暗殺者ジャッカルの手口をよく知ることから、追跡メンバーに抜擢される。今までの高価なスーツから一変、小汚い皮ジャンにボサボサの頭。ハングリーさが漂う男を演出したかったろうが、何だかミスマッチ・・・まあそこがいいのかもしれない。
 片やブルース・ウィリス演じるのは凄腕・冷酷非情の暗殺者ジャッカル。今までのキャラクターとは180°違う「人間味のなさ」が彼らしくなくて、これまたミスマッチ。
 2人に対する固定観念があって初めて、この映画に対する面白さが現れてくる。
 何とか尻尾を掴もうと必死になる捜査陣だが、巧妙な手口ですりぬけるジャッカル。次々と変わるブルース・ウィリスの変装を楽しむのいいかもしれない。

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