京都新発見サイト 逸都物語

木屋町や先斗町（ぽんとちょう）といえば、京都では若者だけでなく観光の方も多く訪れる、有数の繁華街です。今では夜が明けるまで賑わうこのエリアも、幕末においては暗殺や闘争が横行する血生臭いところでした。
本間精一郎は越後出身の勤皇志士で、早くから上京し公卿らと接触し尊王攘夷論を掲げ、倒幕を訴えてきました。しかし各藩の尊皇攘夷論者が維新の主導権を握ろうとする中で本間の存在は疎んじられ、同志の手によって暗殺されることとなったのでした。暗殺の首謀者は土佐藩の武市瑞山（半平太）とも囁かれ、実行犯は幕末四大人斬りとして恐れられた、田中新兵衛、岡田以蔵と言われています。

本間精一郎遭難之地（ほんませいいちろうそうなんのち）

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