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二条城 ~ 明治維新のターニングポイント、大政奉還の舞台 プリント メール
   

坂本竜馬の活躍により、犬猿の仲でであった薩摩藩と長州藩が薩長同盟を結び、時勢は尊王派が優位に立ち、討幕運動が盛り上がります。討幕派筆頭公家である岩倉具視を担いだ薩長藩は、密かに天皇から倒幕の密勅を得ようと画策していました。
この先手を打ったのはまたしても坂本竜馬でした。大政奉還、すなわち征夷大将軍を返上し徳川幕府そのものを無くしてしまえば、武力による倒幕運動の矛先を回避できると考えたのです。当時の将軍、徳川慶喜は土佐藩 山内容堂を介したこの献策を受け入れ、二条城に各藩の重臣を招集し、大政奉還を宣言したのです。
新撰組は徳川幕府、会津藩お抱えの治安部隊です。すなわち徳川幕府の消滅は彼らのアイデンティティの喪失にも繋がる大事件でした。
しかしこの画策はもろくも崩れ、武力による新政権樹立を目論む薩長藩主導の勢力と、旧幕府側との激突により、戊辰戦争へと突入していくのでした。

二条城(にじょうじょう)
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地


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