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みさとみちくさ
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作者 たきねきょうこ
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熱風に猛った夏が、日盛りの路地を漆黒の影で縁取っていく、八月、葉月。
「息をするのもしんどい」といわれる京の街中をぬけて、人々は高雄や貴船の川床へ出かけては、川を渡る涼風にほっと人心地。
「すずやかさ」が、この季節、京の一番のご馳走です。
左京区・一乗寺辺りも、少し山際を登っていくだけで、高台を山風が渡っていくよう。このあたりは曼珠院や詩仙堂など、文人に愛された風雅な名刹の多いところ。その詩仙堂のすぐ手前を石碑に添って左に折れて五十メートルほど進むと、圓光寺の石畳が見えてきます。 |
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