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みさとみちくさ
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作者 たきねきょうこ
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真夏を想わせる日中の日差しから、夜半は一転して稲光をともなった激しい雷雨。
時に季節は移ろうために、内に秘めたこんなに大きく強い力であらがいあうのですね。そして、やっと迎えた梅雨入り。草木のほっとした息遣いがこぼれてくるようです。
右京区・嵯峨の古刹・鹿王院の夏椿も、白い清楚な花々から雨粒をしたたらせて、一層瑞々しさを際立たせています。
夏椿は、舎利殿を見渡す庭園の左奥に、直線的な美しい枝を梅雨空に向けてすっくと対峙させています。高さ十メートル、樹齢三百年のこの木は、寛文年間(1661~73年)堂宇の再興にあたって植えられたものと伝えられています。 |
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